ひとつひとつ心をこめて。
すべてのことに責任をもって。
40年の歳月をかけて生み出した小江戸黒豚
英国系バークシャー種の純粋黒豚の繁殖から飼育までの一貫生産。
約40年かけて培ってきた大野農場の知識と研究の結果、「小江戸黒豚」は生まれました。
黒豚だけがもつ、独特の「味」と「甘み」。
「小江戸黒豚」は餌や水にもにこだわります。
川越名産のサツマイモ、そしてミルクをたっぷり浸したパンで、手間ひまかけ、まごころをこめて育てます。
秩父の山々からのめぐみ、地下水(伏流水・飲用適)を地下100mから汲みあげて使用しています。
抗生物質は一切使わず、季節や気温の変化に対応し、豚にストレスを与えないよう自然と共存する飼育を心がけています。
英国系バークシャ種(純粋黒豚)のこだわり
一般社団法人日本養豚協会より「黒豚生産農場」として認定
小江戸黒豚の特徴
豚のなかでも中型種である純粋黒豚は、一般的に6ヶ月で出荷ができる大型種のかけ合わせ(LWD等)とは違い、出荷日齢が8ヶ月かかります。そのため手間ひまがかかりますが、ほかにはない黒豚ならではのおいしさがあります。純粋黒豚は鼻梁と4本の脚、尾端の6ヶ所に白斑があり、これが「六白黒豚」といわれる所以でもあります。
肉質の特徴
小江戸黒豚は、ほかの国産黒豚と比較して非常にやわらか な食感であり、かつ加熱してもジューシーさが豊富です。 赤身中の脂質量(脂肪交雑)が多く、脂肪の質(脂肪酸組 成)も非常に良好であるため脂に甘み・香りが感じられま す。また、筋繊維はきめ細やかで、保水性も非常に良く、 歯切れの良い肉質です。
系統
血統を守るため、原種豚を維持しつつ、よりきめの細かい 肉の遺伝子をもつ豚を選抜しかけ合わせを行なっています。
当農場保有系統
雄系
アンバサダー、オーランド、ナマアベル、
ナマジャラ、ピーターラッド
(5/6系統)
雌系
ロイヤルサファイア、ストロンボー、エクサルーサ、
フェアウェル、スザンナ、ルイーズ、マーメイド
(7/9系統)
(1983年イギリスバークシャークラブ公認 全系統)
飼育環境と私たちの取り組み
自然にさからわず、自然とともにゆるりゆるりと黒豚を育てたい。
豚舎について
鉄骨7棟(穀地面積2,100坪/約7,000m)からなる開放型豚舎を保有。「分娩舎」で生まれた仔豚は、30~40日齢まで母豚とともに過ごします。仔豚は離乳後、「子豚の家(FRP造り)」で育てていきます。
仔豚の家には、20~25頭が飼育され、広々としたスペースでストレスなく50~60日を過ごすことになります。その後は「肥育舎」に移動。240~250日齢を目安に生体重が110kg前後になるまで育てた後に出荷となります。
疾病対策
2005年より埼玉県優良生産管理農場(認証No.5)、HACEPの認証を受けています。疾病対策の1つとして精液を自家採取するための「AIセンター」を2020年4月に開始しました。
現在、当農場は致死量の高い豚の感染症である、豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)や豚流行性下痢(PED)は陰性です。飼養衛生管理基準にそって、飼養衛生管理区域を防護柵で囲い、窓等には防鳥ネットを設置。
出入りに関しては徹底した消毒をおこなっています。農場内は、石灰塗布と石灰散布を中心にした衛生管理をしています。
健康を考えたこだわりの飼料
エコフィード(食パン耳・加工乳・サツマイモ)と単味飼料(遺伝子組み換えしていないマイロ・飼料米・ハーブ・生菌剤)などを成長に応じて独自設計、自家配合して給餌しています。
肥育豚は発酵した液状の飼料、「リキッドフィーディング」を併用して豚舎内の粉塵を抑制し、呼吸器疾病を防止しています。
大野農場の黒豚は、生後すぐから出荷まで抗生物質・ホルモン剤は与えていません!
SDGsの取り組み
エコフィード(食パン耳・加工乳・サツマイモ)を推進し、食品ロスの削減と食品工場のCSR活動に貢献しています。加工乳は腸内細菌を整え、アンモニア等の臭気軽減にも有効です。また、豚舎内の菌叢のコントロールにも寄与しています。
堆肥は近隣の農家に提供するとともに、自家農場の野菜やオリーブなどに利用しています。
アニマルウェルフェア
飼養密度は肥育豚一頭当たり1.0m²以上と低く、ゆったりです。
そのため、豚はストレスフリーでのびのびと過ごすことができます。
また、ストレスをかける切歯、断尾、鉄剤の注射は一切行なっていません。
農場トレーサビリティ JPPA国産豚肉
大野農場では、年間約1,500頭出荷しております。